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おかやま年越派遣村の報告
 村の全景
 昨年12月29日から1月3日の行政が正月休みに入る期間、市役所南の大供公園で“おかやま派遣村”が開かれました。雇用情勢が悪化し、全国で24万人の非正規労働者が職を失うといわれる中で、行政の対応はとても十分な状況とは言えません。政令市の中でも岡山市だけが公設の派遣村を行わず、その無策ぶりが浮き彫りとなっていました。こうした中、関連一般労組も参加する「派遣・労働者支援センター」が、職や住まいを失った労働者の支援を担って開設したものです。
 市民の関心も高く、マスコミ報道を見た市民の方々からも多数のボランティア参加やカンパ、支援物資の提供がありました。「香川ではこんなことをやっていない」とやってきた青年は、「昨年は自分が同じような立場だった」と、今回はボランティアとして炊き出しを手伝ってくれました。
 派遣村を頼って入村したある若者は、「年末年始は、身を寄せていた友人宅も出なくてはならず、金も尽きて途方に暮れていたが、派遣村に来てシェルターに入れることになり助かった」と述べていました。
 また、行政は休みにもかかわらず、元旦に生活保護申請を受理させたという事例も生まれました。役所の目と鼻の先で派遣村を開設し、雇用情勢の悪化の事実を可視化させたことが、行政を動かす力となりました。
 6日間の入村者数は延べ236人となり、ボランティアも324人が参加、カンパも約36万円(いずれも速報値)が寄せられました。期間中、30件以上の生活相談や労働相談に応じ、宿泊場所も希望者全員に提供することができました。
 本来は派遣村などは必要ない、人間らしく生きることのできる社会であるべきです。しかし、派遣村はその異常な実状を可視化させましたが、それを生で体感したボランティアを始め、多くの市民が現状の社会のあり方に疑問や怒りを感じているからこそ支援の輪も広がったともいえます。労働相談で関連一般労組に加入し、現在は生活保護を受けながら「今度は自分がお世話する番」と連日奮闘する仲間の顔が印象的でした。
炊き出し
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テーマ:働くということ - ジャンル:就職・お仕事

【 2010/01/14 19:29 】

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